春を待ついずこ(ペルセポネー) ペルセポネーは主神ゼウスと豊穣の女神デーメーテールの娘。冥界の王ハーデースはペルセポネーを妻にしたいと思い、兄弟のゼウスと仕組んで、娘を奪い、黄泉の国に連れ去った。ハーデースのたくらみで、ザクロの実を食べてしまった為、冥界のおきてにより地上には戻れなくなり、毎日泣き暮らしていた。一方母のデーメーテールは、娘が忽然と消えてしまい狂ったように捜したが、どこにも見つからず世界中をあてどもなくさまよった。しかし、ハーデースが冥界に連れ去り、妃にしていてあげくに父親であるゼウスが一役かっていたことを知ると、激怒し天界には戻らず、大地の豊穣の女神として職務を返り見なくなった。そのために大地は荒れ果てて、作物は実らず人々は飢餓に苦しんだ。これにはゼウスも困り果てて、ハーデースと話し合いペルセポネーは一年の三分の一を、冥界の女王として地界にとどまり、残りを母のもとで暮らせるようにした。デーメーテールは娘が地上に出てくる春になると喜び、草木は芽をふき、葉が茂り、花が咲き、実を結ぶのであるが、娘が冥界に帰る頃になると塞ぎ込み、大地の草木は枯れはじめ、寒い冬を迎えるのである。作品は、たくらみに落とし入れられ、ザクロの実を食べてしまい、地上に戻れなくなってしまった、乙女の純真な心の想いを表現しています。 Copyright 1999 Masasuke Chiba |
アルシュ紙(仏製) 紙サイズ:縦78.8cm/横42cm イメージサイズ:縦65cm/横28cm エディション枚数:100枚 価格:450,000円(額装付・消費税送料込み) |
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