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■ 恋のたくらみ(アプロディーテーとエロース) ■ |
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エロースは一般には愛の女神アプロディーテーの子とされており、父は主神ゼウスとも、軍神アレースとも、その他多くの説がある。エロースは後代ローマ神話においては、アモル、又はクピードーと呼ばれ、次第に幼児化し、キューピッドとなり複数で語られるようになった。エロースは背に羽を有し、母アプロディーテーの愛の企ての恋の使者として、金と鉛の矢で神々や人間の胸を射ては、恋を仕掛けるのである。子供だからといって決してあなどれない恐ろしい神である。芸術と医療の神アポローンにからかわれて、怒ったエロースは、月桂樹になったニンフのダプネーとの、かなわぬ恋の苦しみを与えたり、あやまって、母神の胸を恋の矢で痛めつけ、女神は美少年アドーニスに激しい恋をしてしまったり、又、自分で自分を矢で傷つけ、プシューケーに恋をして苦しんだり、様々な恋のトラブルを引き起こ |
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