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【アテーナー】 知性の処女神、都市の守護神で戦いの神でもあるが攻撃的ではなく、防守・戦術の軍神である。常に、勝利の女神・ニーケー(NIKE:ブランドのナイキの由来)を従えている。又、職業、技術の神で、織物・工芸・陶器・建築などの保護者である。聖木はオリーブの木、聖鳥は、知恵・英知の象徴である、ふくろうである。三美神として、パリスの審判では、戦いにおいては、聖なる勝利と英知を約束する<勝利と英知>パリスの審判 ゼウスが寵愛する娘のテティスとペレウスの結婚式に、唯一人招かれなかった「争いの女神エリス」は、これに腹を立て、何かいざこざを起こしてやろうと考え、黄金のリンゴを手に入れ、それに「最も美しい女神に」と記して、結婚式の会場に投げ込んだ。女神達は、みな内心では自分が一番美しいと思っていたが、なかでもヘーラー・アテーナー・アプロディーテーの三人は特別で、それは自分のものだといって、断固として譲らなかった。ゼウスは立場上、自分が判定者になるのはまずかったので、イデ山にいるパリスを指名した。三人の女神は、パリスを買収するために、すぐにイデ山に飛んでいった。パリスは突然のことで狼狽した。が、ヘーラーは気にせず、もしも自分を一番美しいと認めたら、全人類の支配者にしてやろうと申し出た。すると、アテーナーは戦争における勝利を約束した。アプロディーテーはただ、世界で一番美しい女性ヘレネーを与えようと言った。そしてこの問題に、パリスは迷わずアプロディーテーを選んだのである。 |